防寒のため ダウン(羽毛)を中に詰めた防寒製品で 中からダウンが出てこないように 布生地を加工することを言います。
ダウンは大変細いので 通常の目の詰まった布生地でも 中からダウンが出てきてしまいます。(プルールとは「防」の意味で、ウオーター・プルーフで完全防水 ビュレット・プルーフで防弾と言う意味になります)
目の詰まった織物(高密度織物と言います)を ローラーではさんで 高い圧力と熱をかけながら、糸と糸の隙間を ダウンがはみ出さないようにつぶして狭めていきます。(チンツ加工で使う カレンダーと言う機械を使います)
(ダウンがはみ出さないようにするだけなら フィルムのような素材でもいいのですが、それでは 通気性がなくなって 中でムレたり手触りが良くなかったりします)
ダウンプルーフ加工された布生地は あまり一般の生地屋さんでは 売っていません。(生地屋も取り扱っておりません)
(あと 余談ですが、ダウンジャケットなどを一般消費者の方が 縫製で修理される事は お奨めできません。針穴や縫い目から 中のダウンが次から次へと出てきて、どうしようもなくなる場合があります。必ず専用の貼り付け布で 修理されるか、専門の業者へ頼むことを 強くお奨めいたします)
この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。