不織布とは、織物にも編物にも属さない布生地の事です。繊維を糸にせずに、繊維のまま布生地状にしたものです。
- 紙をすくのと同じ方法で作る混式(乾式と湿式あり)
- 繊維を薄くシート状に広げて 接着剤で固めた接着式
. - 特殊な針でシート状の繊維を突いて 絡み合わせたニードル・パンチ式
- 繊維を紡糸するのと同時に布状にしてしまう スパン・ボンド式
などの 作り方がります。下記のような 長所・欠点があり、衣料用に使われる事は少なく、芯地やフィルター、スペーサー、使い捨ておしぼり等など 産業用に多く使われます。
<長所>
- ランダムに結合されたものは、強度や伸びに方向性がない
- 大量生産ができ 安価である。塵の混入を抑えたり 衛生的に作る事も可能
- 複数の素材を容易に組合させれる
- 厚みや空隙を 簡単に変更できる
<短所>
- 織られた布生地と比較すると 強度が弱い
- 透けるものを作るのが困難
- ドレープのあるものも 作成困難
フェルトも 不織布の一種であるが、織物から作られる物もあり 織フェルトと言われます。
この記事は 生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。