形態安定の衣料品 SSP加工 VP加工


形態安定の衣料品では 形態安定のワイシャツが有名です。洗濯後 干しておくだけでシワが伸び アイロン不要と 一世を風靡しました。

(形態安定の衣料品と 形状記憶の布生地メモリ織物とは 違うと思います)

当初はT/C(T/C  ポリエステル/コットン)の比率 50:50の製品しか ありませんでしたが、技術開発が進み コットン100%のものも 出来るようになりました。
(ただ コットン100%のもは 多少シワがより易いようです)

後述するように 分子同士を架橋反応(橋を架けて つなぐ)させるので、出来上がった製品の風合いが どうしても堅くなってしまう(衿やカウスも堅い)と言う欠点もあります。
(洗濯をされる奥様方は 好まれますが、実際に着用する男性は 好まない人もいらっしゃいます)

洗濯の仕方とかは 下記のサイトに詳しく書いてあります。
形態安定加工シャツの正しい洗濯術

SSP加工(布地を液体アンモニアと樹脂で 加工してから縫製し、高温で熱処理する)とVP加工(縫製後にホルマリンガスを噴きつけて繊維内に浸透させる)が代表的です。いずれも コットンのセルロース内の 分子同士の架橋反応をさせて 形態を安定させます。ですので セルロースが主成分のレーヨンなどの製品も 形態安定する事は可能です)

加工の良し悪しで シワのより易さが決まるので、メーカー間の差が大きいと言われています。また 縫製のちょっとした不備も 形態安定で残ってしまうので 高い縫製技術が求められるととも言われています。

樹脂をつけて その樹脂の力で、ノーアイロンとするパーマネント・プレス加工とは 違います。

形態安定の布生地は 通常売っていません。(通常の布生地に 上記のような一貫加工をするため)

この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。

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形態安定の衣料品 SSP加工 VP加工」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: 形状記憶の布(生地)とは メモリ織物 | 布生地Q&A

  2. ピンバック: 架橋反応とは (crosslinking reaction, cross-linking reaction) | 布生地Q&A

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