日別アーカイブ: 2013年2月5日

風合いとは (handling)


風合いとは、手触りや肌触り 着心地など、人がその布生地に触れた時に感じる 材質感の事です。「風合い良い生地」(手触りの良い)と言うような 表現をします。

学術的には 次のような標準的基本用語が 定義されてるようです。学術的に定義すると とても難しくなりますね。

  • ソフトさ (Soft feeling) :かさ高さ、曲げやわらかさ、なめらかさの混じったソフト感。準基本風合い。
  • しなやかさ (Flexibility with soft feeling) :やわらかく、ドレープ性を加味し、触ってなめらかな感覚を含んだ総合風合い。これは基本風合いではないが準基本風合いで婦人用薄手布の性質を表現するのに重要なものとして加えられている。
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  • ふくらみ (Fullness and softness) :かさ高でよくこなれたふくよかな布の感覚である。圧縮に弾力性があり、曖昧を伴う厚み感である。
  • はり (Anti-drepe stiffness) :張る性質で、曲げ硬さが主であるが、弾力性の有無は問題にしない。
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  • こし (Stiffness) :触って得られる可撓性、反撥力、弾性のある充実した感覚。たとえば、弾力性のある繊維や糸で構成されている、また適度に高い密度の布の持つ感覚である。
  • きしみ (Scrooping feeling) :きしむ感覚。絹(シルク)繊維がこの感覚を強くもっている。
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  • しゃり (Crispness) :粗く硬い繊維や強撚の糸から生まれる触ってしゃりしゃりした感覚。たとえば、ポーラ地に強く現れる感覚をいう。主として布の表面の感覚である。布のすべての種類の剛さがこの感覚を助長する。
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  • ぬめり (Smoothness) :細くて柔らかい羊毛の繊維からもたらされる触ってのなめらかさ、しなやかさ、柔らかさの混じった感覚で、毛質の良さからくる柔らかさをいう。曲げやわらかさ、なめらかさ、なめらかな曲げの手触り、すなわち、ころびの良さ、そして曲げにおける弾力的な性質によって判断する。

大昔に 大学で習った先生に
「風合い計ができたら、売れて大儲けできます!」
と 言われましたが、大変残念ながら そうは ならなかったようです。
ニューサイバーテック
カトーテック株式会社

この記事は 布通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。