グログランとは、固く密に織られた緯畝(ヨコウネ)のある織物です。通常は
を打ち込んで作ります。元々 絹織物から来ましたが、人絹(ジンケン) 綿(コットン) 毛(ウール)でも 同様の作り方で作られてます。
下記の写真のように 緯に細かい線が見えます。(この写真は繊維業界検索なびより 拝借してます)。ファイユ、グログラン、オットマンの順に緯畝(ヨコウネ 緯の線の事)の巾が広くなります。
(ファイユは緯畝のピッチは目安0.5mm以下程度です。あくまでもアバウトな目安ですが、グログランは1mm程度 2mmを越えるようになると オットマンと呼ぶようです)
写真のように経糸が密で、太い緯糸がそれに包まれてほとんど見えなくなってます。固く密に織られているので 通常ドレープ性はほとんどありません。
名前の由来は、フランス語の gros (大きい 太い)、 grain (穀粒)から来ています。ネクタイやリボン等に 多く用いられます。
大変申しわけございませんが、弊生地屋での取り扱いは ございません。
この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。