日別アーカイブ: 2012年6月14日

ポリノジックとは(polynosic)


ポリノジックとは、ビスコース・レーヨンの欠点を改善した繊維で、製法を変えて 重合度結晶化度を上げて 緻密な繊維にしたものです。

全体的に均一の分子構造を持っているため、弾性にすぐれ特性を示します。通常のレーヨン(ビスコース・レーヨン)に比べ吸水性が低く、水中膨潤度が小さくなります。ですので 寸法定性(洗濯、着用によって、寸法が伸びたり、縮んだりしない性質)も向上してます。

東洋紡(株)のタフセルとか 富士紡績(株)のジュンロンが 日本で生産されてましたが、現在(2012年)はもう生産していません。

(余談ですが、わたしは随分長い間 ポリノジックとは ポリエステルの一種だと勘違いしてました)

この記事は サテン生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。