双糸とは、2本の糸を撚り合わせた糸で 太さは倍くらいになり、1本の糸(単糸)よりも 太さが均一な糸になります。3本以上 4本とか合わせる場合もあります。
(単糸には太さムラがありますが、2本合わさると 1本よりは打ち消しあって やや均一になります。統計学的に 合わせる本数が多いほど均一になります)
双糸は撚り合わせるので 糸にコシもでます。ですから 表面の平滑な短繊維 織物のシャツ地等には 双糸が使われている事が多いです。
強さも 2本だから2倍のはずなのですが、2.5~3倍になります。糸は一番弱い部分から切れるのですが、その部分がもう片方の糸で補強されるので 2倍以上になるのです。
20番手単糸の双糸は 「20/2」(太さはおおよそ10番手)のように記述される事もあります。
この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。