バイオ加工とは、特殊な酵素を使って微生物に布生地の表面を食べさせる加工です。
セルロース(コットンやレーヨンの主成分)の分解酵素(セルラーゼ酵素)を利用したもので、微生物を含むバイオ溶液につける事によって、布生地を柔らかくしたり 古着感覚を出したりします。
ジーンズなどの洗い加工の一つです。固くて欠点の多い繊維だったテンセル(リヨセル)は この処理等(柔らかくする加工には 他にも「もみ処理」「たたき処理」等があります)によって 柔らかい布生地になりました。シルク(絹)の精練(練り)や ポリエステルの減量加工と同じような手法です。
この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。