縮充とは? 縮絨 (シュクジュウ milling)


縮充とは(シュクジュウ)、アルカリ性の液体の中で ウール(毛)をもむと、毛がからまって どんどん縮んでいきます。この性質を利用して 織目の見えない肉厚のフェルト生地を作ることを 縮充加工(通常促進するために 蒸気で熱と圧力をかけます)と呼びます。

(昔は 「縮絨」と書きましたが、今は「縮充」と書くようです。ウールはアルカリ性に弱いので 強く促進されるようです)

ウールや多くの動物の毛だけの特長で、キューティクルと言う人の髪の毛にもある 鱗みたいなものが、片方の向きにだけ生えていることから なります。片方の方向にだけ 動きやすく、反対方向には 動きにくいために どんどん縮んでいきます。

ウールやカシミヤなど 動物の毛でできた衣類を、通常の洗剤(アルカリ性)で洗うと 縮むのはこのためです。動物の毛でできた衣類を洗うときは 中性洗剤を使いましょう。

この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。

FavoriteLoadingお気に入りに追加する

縮充とは? 縮絨 (シュクジュウ milling)」への6件のフィードバック

  1. ピンバック: ベロアとは? velour | 布生地Q&A

  2. ピンバック: フェルトとは(felt) 織フェルト | 布生地Q&A

  3. ピンバック: フランネルとは(flannel) フラノ | 布生地Q&A

  4. ピンバック: カルゼとは(kersey) | 布生地Q&A

  5. ピンバック: 反毛とは(ハンモウ Shoddy) 再製毛(サイセイモウ) | 布生地Q&A

  6. ピンバック: ツイードとは (tweed) | 布生地Q&A

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください