日別アーカイブ: 2012年3月9日

シボとは 楊柳シボとは


シボとは、ジョーゼットクレープなどの シボ織物の表面を、拡大して見ますと経緯の糸が屈曲しているのがわかります、これです。

ジョーゼットなどでは 細かく屈曲の程度が 多いものが高級とされます。

または 楊柳などの細かい経シワ(経方向の凹凸)を楊柳シボと呼ぶこともあります。
下記は弊店の代表的なシボ織物の例です。

(楊柳の経シワには エンボス加工をして 経シワを均一にしたものと、上記のMB9000のように エンボス加工をしないで 経シワがやや不均一なもの(ナチュラル楊柳)があります。エンボス型は 染加工場によって違う事が多く、同じ生機を加工しても 経シワの形状が異なる事もあります)

下記サテン・クレープなどの例のように、サテン面からは シボの具合が見えない場合もあります。ですが、サテン裏で糸が屈曲している事によって 布生地の厚みが増して(エアリーになるとも言います) シワになりにくく なります。

シフォン・ジョーゼットの細かいシボ

シフォン・ジョーゼットの細かいシボ

縮緬の表面の大きい凹凸(シボ)

縮緬の表面の大きい凹凸(シボ)

経シワの楊柳シボ

経シワの楊柳シボ

サテン・クレープの表面

サテン・クレープの表面

楊柳(MB9000) サテン・クレープ(MB8410
サテン面にシボは見えない)

この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。