シボとは、ジョーゼットやクレープなどの シボ織物の表面を、拡大して見ますと経緯の糸が屈曲しているのがわかります、これです。
ジョーゼットなどでは 細かく屈曲の程度が 多いものが高級とされます。
または 楊柳などの細かい経シワ(経方向の凹凸)を楊柳シボと呼ぶこともあります。
下記は弊店の代表的なシボ織物の例です。
(楊柳の経シワには エンボス加工をして 経シワを均一にしたものと、上記のMB9000のように エンボス加工をしないで 経シワがやや不均一なもの(ナチュラル楊柳)があります。エンボス型は 染加工場によって違う事が多く、同じ生機を加工しても 経シワの形状が異なる事もあります)
下記サテン・クレープなどの例のように、サテン面からは シボの具合が見えない場合もあります。ですが、サテン裏で糸が屈曲している事によって 布生地の厚みが増して(エアリーになるとも言います) シワになりにくく なります。
楊柳(MB9000) | サテン・クレープ(MB8410 サテン面にシボは見えない) |
この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。