エンボス加工とは、熱可塑性(熱すると柔らかくなる性質)の織物などの布生地に 型のついたローラー等で熱をかけて 凹凸の押型模様をつける加工です。
ローラーの大きさの制約上 小さい柄や経トライプの模様が多いです。
楊柳などで 経シワの形状を一様にするために(通常は両耳端近くの 経シワが強くなり、真ん中は平坦になりやすい)、リラックスと言う楊柳シボを立てる工程の前に行う事もあります。
(エンボスで シワの型押をつけておくと 一様になりやすい。染工場によって 型が違う事が多く、同じ生機を加工しても 楊柳の形状は同じにならない事もあります)
エンボスをしない楊柳シボは やや不均一で自然な感じで仕上がります(ナチュラル楊柳。ただし 経糸に比べて緯糸の撚糸力を十分に強く織物設計しないと 不均一になりやすい)。
下記はその布生地の一例です。写真クリックで この布生地の詳細をご覧になれます。
この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。
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エンボス加工の記事がカバーになった布団の購入を考えていますが、突起のあるエンボス加工側は、突起があるので、肌に密着せず、通風がよくなり、多少煤しく感じるものでしょうか、お教え下さい。
masaofc@hop.ocn.ne.jp さま
ご質問、どうもありがとうございます。そのエンボス加工の細かさと 凹凸の大きさによります。細かく凹凸が大きければ、涼しく感じると思います。そうでなければ、通常の布より 多少いい程度になってしまうと、思います。