日別アーカイブ: 2012年2月13日

ダウンプルーフとは? ダウンプルーフ加工とは


防寒のため ダウン(羽毛)を中に詰めた防寒製品で 中からダウンが出てこないように 布生地を加工することを言います。

ダウンは大変細いので 通常の目の詰まった布生地でも 中からダウンが出てきてしまいます。(プルールとは「防」の意味で、ウオーター・プルーフで完全防水 ビュレット・プルーフで防弾と言う意味になります)

目の詰まった織物(高密度織物と言います)を ローラーではさんで 高い圧力と熱をかけながら、糸と糸の隙間を ダウンがはみ出さないようにつぶして狭めていきます。(チンツ加工で使う カレンダーと言う機械を使います)

(ダウンがはみ出さないようにするだけなら フィルムのような素材でもいいのですが、それでは 通気性がなくなって 中でムレたり手触りが良くなかったりします)

ダウンプルーフ加工された布生地は あまり一般の生地屋さんでは 売っていません。(生地屋も取り扱っておりません)

(あと 余談ですが、ダウンジャケットなどを一般消費者の方が 縫製で修理される事は お奨めできません。針穴や縫い目から 中のダウンが次から次へと出てきて、どうしようもなくなる場合があります。必ず専用の貼り付け布で 修理されるか、専門の業者へ頼むことを 強くお奨めいたします)

この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。