ヘリンボーンとは 杉綾とは (スギアヤ herringbone) ヘリンボン ヘリンボーン・ストライプ


ヘリンボーン(杉綾)とは、「ニシンの骨」の意味で 織り目(織組織)が そのように見える事から この名前があります。ヘリンボーン・ストライプとも 言います。サテンのように 織組織の名前です。

杉綾のようにも 見えるので、日本語では「杉綾」とも 呼びます。「ヘリンボン」とも言いますが、英語の発音からすると 「ヘリンボーン」の方が 正しいようです。

下記がその織物の例で リンクをクリックしますと 詳細がご覧になれます。(商品ページへ飛びます。この布生地は シワ加工してあります)

シャンブレー・シワヘリンボン

シャンブレー・シワヘリンボン

シャンブレー・シワヘリンボン:MM1333

( herring = 鯨 と説明したサイトも ありましたが、herringを辞書で 引いても そのような意味は ありませんでした。ニシンの骨には 見えても、鯨の骨には 見えませんよね)

この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。

エラスタンとは (elastin)


エラスタンとは、ポリウレタン(スパンデックス)の事です。ヨーロッパ等で 使われる呼び方です。有名なライクラは ポリウレタン(エラスタン)のデュポン(株)東レ・デュポン(株)の商標です。

(ですので デュポンや東レ・デュポン以外の ポリウレタンを、ライクラと呼ぶことは 商標権の侵害にあたります。テトロンも同様で 東レ(株)テイジン(株)(旧帝人)以外のポリエステルを テトロンと呼ぶことはできません)

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レースとは (lace)


レースとは、一般に隙間が多く それで模様を表した布生地の事です。(模様のない 亀甲目の網地のプレーン・ネットもレースと 呼ばれます)

種類は非常に多く、下記のようなもの等が あります。

  • リバー・レース
  • エンブロイダリー・レース(刺繍レース)
  • ラッセル・レース
  • トーション・レース
  • レーシー・ニット(編レース 各種のニット機で編まれた透かし穴のある模様編地)

上記のレースの写真が ルシアンさんのサイトにあります。
レースの種類

レースの歴史も ルシアンさんのサイトが詳しいです。
レースの歴史

もっと詳しくは ウィキペディアがいいです。
レース(手芸)

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シェトランド・ツイードとは (Shetland tweed) シェットランド・ツイード


シェトランド・ツイードとは、元来はシェトランド・ウールで作られた ツイード(布生地)です。

柔らかくふっくらとした感触の厚地の毛織物です。霜降り調のものや 杉綾 グレンチェックなどの いろいろな種類があります。現在は それに似ていれば シェトランド・ツイードと呼ばれる事が 多いです。

(「シェットランド」と記されたファッション用語辞典も多いですが、発音記号を見る限り 「シェトランド」ですね。ただ eにアクセントがあるので、多少「シェットランド」気味に聞こえます)

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ツイードとは (tweed) ハリス・ツイード (Harris tweed)


ツイードとは、元来は スコットランド(英国)産羊毛の 太い紡毛糸を毛染め(いろいろな色の混ざった糸になります)して手で紡ぎ、粗く手織りした平織 綾織の総称です(縮絨 起毛しない)。

ざっくりとした素朴な味わいのある、厚手の紡毛毛織物です。ボーダー地方のツイード川流域(ツイード川でこの羊毛を洗っていたそうです)で作られてました。

今は これに似た太番手の紡毛糸で織った、平織 綾織 杉綾(ヘリンボン)等の厚手で丈夫な織物を指します。勿論 機械紡ぎ、機械織されてます。細番手の糸を使ったものでも 外観が似ていれば ツイードと呼ばれます。(ツイード調とも呼ばれます)

ハリス・ツイード、ドニゴール・ツイード、エジンバラ・ツイードなど 種類も多く、ブリティシュ・トラッドの背広、コート、ジャケット、スカートや カントリー調の衣服などに用いられます。

ハリス・ツイードは アウター・ヘブリディーズ諸島のルイス島で作られ、高品質のツイードブランドとして 有名です。下記の写真は number girlさんの ハリスツイードのページより拝借しています。

ハリスツイード・ジャケット

ハリスツイード・ジャケット

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シェトランドとは (Shetland) シェトランドウール(Shetland wool) シェットランド


シェトランドとは、シェトランド・ウールの事で イギリスの北方スコットランドの そのまた北のシェトランド諸島の羊毛から 取れるウールの事です。または それらで作られた織物 編物 レースを指します。

(「シェットランド」と記されたファッション用語辞典も多いですが、発音記号を見る限り 「シェトランド」ですね。ただ eにアクセントがあるので、多少「シェットランド」気味に聞こえます)

厳しい冬の寒さや湿度の高い天候、それに海草を副食に採るなどの飼育環境によって、柔らかい毛質をもつのが特徴です。通常はアンダーコートといわれる内側の毛だけを使用しており、ハリがあり光沢感があります。

シェトランド種の羊は生息数が限られ、また1頭あたりから得られる産毛量が少ないため、シェトランド島以外の羊からとったウールでも、太くて荒いウールをシェトランドと称することが多いそうです。そのため、本当のシェトランドウールを探している場合は 商品タグや品質表示などを確認する必要があります。

(大昔に イギリスへ行った時に 高級だと言うので セーターを買ってかえりました。ですが そんなに高価ではなかったので、たぶんまがいものだったのでしょうね。手触りも固かった記憶があります。ただ ものは良かったです。どこに 行ってしまったのでしょうね、なくしてしまいました(笑)

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ミシン針の番手とは


ミシン針の番手には、国内番手と外国番手があり、例えば下記のように 針に刻印されてます。ミシン糸番手などとは 反対に、数字が大きくなるほど 太くなります。

90/14   (外国番手/国内番手)

手芸屋さんでは 下記のように分類されて 売られてます。

  • 薄生地:   針番手9番 (針の直径 0.67mm)  例:50Dシフォン・ジョーゼット
  • 一般生地:   同11番 (同 0.77mm)  例:サテン・クレープ
  • 中厚生地:   同14番 (同 0.92mm)  例:二重織ジョーゼット
  • 厚生地:   同16番 (同 1.02mm)  例:ウールのオーバー地のような厚い生地

厚い生地を 細い針で縫うと、針が曲がったり折れたりする原因になります(針が折れるのは故障ではありません。ミシン針は消耗品です)。薄い生地を 太い針で縫いますと、生地の糸が切れたり、無理な力がかかった時に 縫い目から裂ける場合もあります。(生地の糸に傷をつけている)

また ニット用 ロックミシン用 レザー用等、それぞれ 専用のミシン針がありますので、使い分けてくださいませ。
ニットに 通常のミシン針を使うと、編みですので 生地の糸に穴を空けたり傷つけたりします。(ニット用は先が微妙に鋭くないです) レザーも 針が曲がったり折れたりします。(レザーは固いので 針は細いナイフのような形をしています)

ミシン針には 他にもいろいろ種類があるようです。記号等 詳しくは 下記を参照してみて くださいませ。
ミシン針の種類

(テントやシートのような 固い生地には、21番(直径1.32mm)などと言う太い針を使うのですね)

生地屋で売っているような 薄地にはできれば8,9番の細い針が望ましいです(ミシン糸は90・80番 なければ60番)。なければ11番でも可能かとは 思いますが、引き連れ等でましたら 針と細い糸に変えてみて いただけませんでしょうか? 又は ミシンのスピードを極端に遅くしてみて くださいませ。

洋裁初心者の方で 最初にミシン針を揃えようとされる方は、とりあえず一般生地用(11番)と中厚生地用(14番)があれば なんとかなるそうです。詳しくは 下記を参照してみて くださいませ。
ミシン針と糸について

参考:ミシン糸の番手とは  番手とは

この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。

ブログをクラウド(AWS)に引っ越しました!


ブログをクラウドである、AWS(Amazon Web Service)に引越しました~♪

AWSのトップ画面
AWSのトップ画面

 網元と言うAWS用にカリカリにチューニング(最適化)されたAMI(Amazon Mchine Image digital cubeさんが作成。いろいろ設定されたサーバーの雛型)を使ってます。

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ミシン糸の番手とは カタン番手


ミシンの糸番手とは、カタン番手とも言い 綿番手と同じ太さの単位(1ポンド(453.6g)当たりの長さ(単位840ヤード=768m)。1ポンドで40ヤードの長さがあれば 40番手)です。

カタン糸(イト)とは、ミシン糸で コットン(綿)製のものを指します。元々ミシンに使うのには 強度が必要なため、例えば20番手のカタン糸(綿のミシン糸)を作るのに、

  1. 120番手コーマ糸を 2本撚り合わせて60番手の糸を作る。
  2. 上記の糸を 3本撚り合わせて20番手の糸にする。

のように 手間をかけて強力な糸を作ってました(紡績糸は 糸を合わせるほど 互いに弱い部分を補い合って 同じ太さの単糸より強度が増します)。

「コットン」がなまって 「カタン」になったようです。ミシンで滑りやすいように グレス加工(蝋(ロウ)引き)されてます。

1812年にスコットランドで初めて作られ、日本には大正時代中期に ミシンと共に輸入されたそうです。1935年ごろから国産化もされました。

現在では ポリエステルナイロン等 合繊や他の繊維で作られていても、カタン番手(ミシン糸番手)を使って ミシン糸の太さを表しています。

ポリエステル製のミシン糸は、カタン糸のような造り方をしているわけではありません。しかし通常の手縫い糸と違って、強度も強くしてあり ミシンでトラブラないような加工もしてあるそうです。

(糸の撚方向もちがうそうです。ですのでミシンで手縫い糸を使うと からまります。まあた たぶん滑りやすいように油剤も少量塗ってあると思います。手縫い糸は 絶対にミシンに使わないでくださいませ)

生地屋で売っているような 薄地にはできれば90・80番の細い糸が望ましいです(ミシン針は7・8・9・11番)。なければ60番でも可能かとは 思いますが、引き連れ等でましたら 細い糸と針に変えてみて いただけませんでしょうか? 又は ミシンのスピードを極端に遅くしてみて くださいませ。

許容範囲は かなり広いので、下糸は60番固定で 上糸だけ生地に合わせて 交換される方もいらっしゃるようです。

洋裁初心者の方で 最初にミシン糸を買おうとされる方は、とりあえず60番(一番汎用性が高い)を購入されれば いいと思います。ミシン針は とりあえず11番で(最初から11番が付いてきていると 思いますが)。

伸縮性のあるニット(編物)用のミシン糸も ございます。ニット用には上糸 下糸共 ニット用の伸び縮みするミシン糸を 必ずお使いくださいませ。(でないと 生地を引っ張った時に 切れる可能性があります)

参考:番手とは  ミシン針番手とは

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色落ち


ここ2~3日 どうも手が黒ずむと思ったら、新品のコール天の黒ズボン(コットン100% 本当はポリエステル混の方が丈夫なのですが、ほとんど売ってないのですよね)が 原因でした。
(安かったからなあ~(笑)、でも 製品の質と縫製はしっかりしてたので・・・)

このズボンは 洗濯すると色落ちします。最初少なくとも一回は他の洗濯物と絶対に一緒に 洗ってはダメです。クリーニングに出してもダメです。他人の物に 色移りする可能性が あります。

ポリウレタン混の製品ですが、以前大クレームになった話を 聞いた事があります。最近は クレーム防止のために お客様ごとに個別洗いするそうですが)

デニム(ジーンズ)だと 色落ちすると言う事は広く知られていると思いますが、濃色のコットン(綿)製品も同じです。淡色は 使う染料が少なく また万が一色落ちしても、元々色が薄いので 問題ににならないだけです。

(ブランドの高級品だからと 安心しない方がいいです。色の鮮明さを優先して 染色堅牢度を犠牲にしている製品もあります。念のため 最初は別洗いしましょう)

よく見ると ポケットに入れておいたハンカチも 下着も、ほんの少しですが 黒ずんでます。コットン(綿)は、濃色(黒 紺 ごげ茶等)は染色堅牢度の高い反応染料で染めますが、中色(赤 緑 青等)の薄めの色や 淡色は直接染料(染コストが安いので)で染めます。

このコール天のズボンは 濃色なのに直接染料で染めたか、反応染料で 染めたのに 染め後洗いが十分でなかったか。コットンは 専門外なので よくわかりませんが。

関連:ポリウレタン高混率製品の色移りについて

この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。