グリッパー織機とは、小さな鉄片が緯糸(ヨコイト)の一端をくわえて(グリップして)、経糸(タテイト)の間を 片方向からだけ飛んで 緯糸を織り込む織機(ショッキ)です。
シャトルレス織機(シャトル=飛び杼(トビヒ) を使わない織機)の一種で、スイスのスルーザー織機(Sulzer)が有名です。と言うか ここしか作ってないようです。
緯糸を確実に遠方まで 飛ばすことができるので、幅の広い織物や 二幅織り、三幅織り(2、3枚の布生地を同時に作る)が 可能になります。
綿(コットン)や毛(ウール)織物によく使われてます。汎用性はあるのですが、単品量産型の織機です。(いろいろなものを 織ることが可能ですが、しょっちゅう品種転換するのには 不向きな機械)
この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。