異型断面とは、糸では下記の写真のように シルク(絹)を真似て 合成繊維や再生繊維で 糸の断面を丸でない断面にした繊維の総称です。
(下記写真は 丸安毛糸株式会社様より 拝借しています)
丸でない形にする事によって(通常の合成繊維や再生繊維は 丸断面です)、下記のような特性が出てきます。
- 絹のような光沢が出る(絹独特の光沢は 上記写真のような 不完全ながら三角形になっている為)
- 合繊独特のぬめり感が軽減して ドライなタッチになる
- 糸の表面に 上記右写真のように縦の溝をつけて、毛細管現象で水分を排出しやすくなる(速乾の布生地の中には これを利用しているものもある)
三又のような三角(例:東レのシルック等 単に「異型断面」と言うと この三又のような三角断面を指すことが多いです) 星型 五角形等、いろいろな種類があります。最近は 下記写真のような精密な断面の糸も 作られるようになったみたいです。
(テイジンさんのホームページより 拝借)
下記が 弊生地屋取り扱いの 異型断面繊維の布生地です。画像やリンク・クリックで 詳細がご覧になれます。
この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。