ガーゼとは、経(タテ)・緯(ヨコ) 40番手の コットン(綿)の単糸を、経密度30本/インチ 緯密度22本/インチ程度の極めて粗い平織にして、柔らかく仕上げた織物です。
精練 漂白して衛生用材料や幼児用肌着 ハンカチにも使われます。
(以前は 切り傷ややけどなどの患部を覆う布生地として 使われてましたが、傷を治すために分泌される体液を カーゼが吸収するために、かえって害があるので 使わない方がいいようです)
近年は紡績技術が進歩して 綿糸でも細い糸が比較的安価に作られるようになり、織機も高速化して ダブル・カーゼ(ガーゼの経緯二重織)やトリプル・カーゼ(経緯三重織)も沢山販売されるようになりました。
(以前は 高価な原料である超長綿とかを使わないと 細い綿糸を作るのが困難でした。
また織機の回転数が低い(低速)と 二重織や三重織の織物を作るのに 大変コストがかかり、安価に販売する事が困難です)
粗く織ってある布生地を 一般に「ガーゼ」と称する場合もあるようです(コットン製でなくても)。
この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。