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チンツ加工とは(chintz finish)


チンツ加工とは、布生地に光沢を出す加工の事です。ポリエステルナイロンでは 高熱をかけたローラーの間を通して(この機械をカレンダーと言います)、熱と圧力で布生地をつぶし光沢を出します。

透湿防水生地で 放水性能を上げるために 布生地の目を詰まらせる為や、中に羽毛の入ったダウン・ジャケット等で 中から羽毛が出てこないように ダウンプルーフ加工をする時などにも 用いられます。(光沢を出すと言う目的からは 少しはずれているかも知れませんが)

コットン(綿)やウール(毛)などでは、糊付けや蝋びき後(耐久性を上げるために さらに樹脂加工する場合もあります)、上記のカレンダーで つぶして強い光沢を出します。

チンツとは 元々コットン(綿)や人絹などの平織物に更紗(サラサ)模様をプリント(捺染)した光沢のある織物の事です。これらの織物のような光沢を出す後加工方法の事を 総称して言うようになりました。

下記の布生地はポリエステル100%ですが、カレンダーでチンツ加工された織物の例です。

T&Tチンツ・ジョーゼット:MM1935-2

T&Tチンツ・ジョーゼット:MM1935-2

T&Tチンツ・ジョーゼット:MM1935-2

この記事は 生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。