先染めとは 糸を染めてから織物に織る事です。後染めとは その反対で、織ってから布生地を染めます。
先染めは チェック(格子)やストライプ(経縞)に多く用いられます。自由に多色で作る事が可能で ギンガムや 有名なバーバリー・チェック等は この方法で作られてます。
ただ 作る前に柄や色を決定する必要があり 後から変更できないために、売れ行きを見ながら 調整すると言う事ができません。
後染めは 無地やプリント生地に使われます。ですが異種類の糸を組み合わせて作ることで 後染めでチェックやストライプを作る事も可能です。柄は先に決まってしまいますが、色は後から変更可能です。
ですが、あまり多色は難しく また他方の糸が汚染される場合も多いので 色の組合せは限界がある事が多いです。
(稀ですが、プリントでチェックやストライプを表現している場合もあります。この場合は 柄が糸目に沿ってないので 判別可能です)
例えば 下記のように組み合わせて 2種類以上の染料を使って 染め分けます。染め方は染料の性質によって1回で染められる場合( 1)は1回で染められます)と 2回以上に分けなければ ならない場合があります。
1)通常のポリエステル+カチオン可染ポリエステル
2)ポリエステル+コットン
この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。