形状記憶の布(生地)とは メモリ織物


形状記憶の布(生地)とは、変形させた形が そのまま残る布生地の事を言います。メモリ織物とも呼ばれてます。
(形状記憶合金とは ちょっと違います。形状記憶合金は 常温で変形させても、お湯などをかけて熱すれば 元の形に戻ります。また ワイシャツなどの形態安定とも ちょっと違うと思います) 2種類あって、

  1. 先染めの無撚糸(撚のかかってない)の糸を 経緯(タテヨコ)とも 高密度に織り上げ、ひずみを取る程度の整理しかしない布生地。(染加工して 高温にさらすと、通常の布になってしまう)
    .
  2. 緯糸(ヨコイト)等に 数本に一本くらい ステンレス(金属)の糸を入れた布生地。

1.は かなり使われているようで、「メモリ織物」等でインターネット検索すると 沢山でてきます。
2.は やや特殊用途になり、変形させた形を保つ力は強いのですが、金属が入っているためか 1.ほどは広く使われてないようです。

1.も2.も 特殊な布生地になり 一般にはあまり売られてないようです。弊生地屋の取り扱いもありません。

(余談ですが、形状記憶合金は 高級なブラジャーのカップのワイヤーに使われているそうです。通常の金属を使うと 洗濯などで変形して 都合が悪いですが、体温で元の形にもどるので いいのだそうです。

形状記憶合金って 20年くらい前に非常に注目されたのですが、形状を記憶させるコストが どうしても安くならずに 結局当初言われたほどには広く普及しませんでした。プラスチックでも 形状記憶プラスチックなんてのも 作られたのですが・・・)

この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。

FavoriteLoadingお気に入りに追加する

形状記憶の布(生地)とは メモリ織物」への4件のフィードバック

  1. ピンバック: 形態安定の衣料品 SSP加工 VP加工 | 布生地Q&A

  2. ピンバック: 形態安定の衣料品 SSP加工 VP加工 | 布生地Q&A

  3. 高木真里

    形状記憶の伸縮素材のゴアテックスを考案中です
    織るのでなく糸をメリヤス編みにすれば伸縮素材になると思いますがひざとかひじが伸びてしまうので形状記憶にしたいと思っています 実現可能でしょうか???
    世界で初めての素材でSAMURAIBLUEさんの練習用レインウェアをつくりたいので実現可能かどうかお教えください

    返信
    1. kijiya 投稿作成者

      高木真里 さま

      書き込み どうもありがとうございます。ゴアテックスは デュポンの登録商標ですので、デュポン以外が それを使って売る事はできません。

      また 私の知っている限り、ゴアテックスには ニット(メリヤス編み等)は 存在しません。伸び縮みすると 中のフィルム(透湿防水機能をになってます)の穴の径が変わり、防水性能が なくなるか弱くなると思います。また 耐久性も落ちそうです。

      参考:透湿防水とは
      http://kijiya.me/?p=2299

      モンベルから ストレッチ性の透湿防水加工のレインウェアが、発売されてますが(これもニットでは ありません)、ゴアテックスに比べると、透湿性は かなり劣ります(両方持ってますが、防水性は そこそこ同じくらいです。耐久性はまだわかりません)。ストレッチ性も ニットほどでは ありません。

      なので 大変申し訳ございませんが、いくら形状記憶の糸を使っても ニットでゴアテックス並みの透湿防水加工生地は 無理だと思います。

      返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です