日別アーカイブ: 2011年6月16日

シャンブレーとは?(玉虫とは イリデッセントとは)


通常は経糸と緯糸の色を変えた織物。または 色の違う糸を細かく配列した織物(細かいので一見無地生地に見える)。見る角度を変える事によって 2色(3色以上使っている場合は その色の数だけ、あまり細かいとそのいくつかの複合色)の濃淡に見えます。玉虫とも言います。

シャンブレー○○の生地と言っても、白色や黒色など 他の色を混ぜると 白や黒でなくなる色や、特定の色を出すため わざと同色に染めて シャンブレーになってない色もあります。それでも その生地を シャンブレー○○と呼びます。
長繊維のシャンブレー織物は欠点が出易く織こなすのには非常に技術とノウハウが要ります。

イリデッセント(iridesent)とは シャンブレーの英訳です。

 

シャンブレー生地の例として 弊店では次のような生地があります。クリックで各布生地の詳細が見れます。

金属光沢のシャンブレー・サテン

金属光沢のシャンブレー・サテン

シャンブレー・サテン:MB8400

綺麗なシャンブレー・シワヘリンボン

綺麗なシャンブレー・シワヘリンボン

シャンブレー・シワ・ヘリンボン:MM1333

玉虫の綺麗なシャンブレー楊柳

玉虫の綺麗なシャンブレー楊柳

シャンブレー楊柳:MB9000

2色の濃淡が綺麗なシャンブレー・シフォンジョーゼット

2色の濃淡が綺麗なシャンブレー・シフォンジョーゼット

シャンブレー・シフォン・ジョーゼット:MB7506

シャンブレーオジヤ:MS9410

この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。

梨地とは?(ナシジ crepe weave アムンゼン amunzen)


織物の組織の名前で 果物の梨のようなブツブツの表面感から「梨地」(なしじ)と言います。又は この織組織で織った織物の総称です。

ほとんど無数に織組織の種類はあり、代表的な620本x620本の織組織(当店の織物に採用)でも いろいろな組み合わせがあります。

 

アムンゼンは 元々ウールの変わり織の梨地織物(梨地の変化織組織)の事を 言っていたのですが、シボのある変わり織の梨地生地の総称になっているようです。また 梨地編(ニット)も アムンゼンと言うそうです。

 

近くで良く見ると 表面のブツブツはわかりますが、離れてみるとほとんど平滑に見えます。ですから 「平織」(ヒラオリ)と勘違いする人も多いです。

分野は全然ちがいますが、表面を硬くした 梨の表面のような「梨地メッキ」と言う金属メッキもあります。

 

生地の例: 150D梨地ジョーゼット

この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。