日別アーカイブ: 2011年6月4日

一反の長さとは? (反の長さとは)


結論から書きますと 生地の種類などによって 規格長さはマチマチです。

弊店では 1反は46m規格(ex.112cmx46m 弊店は商品ページ左下の表の所に書いてあります)のものは46m前後、 50m規格のものは50m前後の長さになっています。染めあがった時の長さですので、多少バラツキます。

(46mとか50mもの長さがあるので すぐに数メートルくらい 違ってきます。また 作業者が切り間違えたり、端に欠点ができたので 少し短く切ったりもします)

前述しましたように 生地の種類によってこの長さは変わってきます。一般的に

着物の絹織物やビロード 一反=約23m前後
化繊(化学繊維)の織物      一反=約46か50m前後

の場合が多いです。化繊の場合でも 染加工の都合などで 半端な長さ(例えば40mとか)や 半反(23m)になっている場合も あります。
(刺繍用がメインの布生地の場合 58mで一反としている場合もあります。テープやリボンの場合 これよりも短い長さで 一巻きとしているようです)

1反=50mの生地の例

しわになりにくいサテン・クレープ

しわになりにくいサテン・クレープ

手触りの良いシルデュー・デシン

手触りの良いシルデュー・デシン

1反=46mの生地の例

色数の多い75Dシフォン・ジョーゼット(112cm巾)

色数の多い75Dシフォン・ジョーゼット(112cm巾)

2色の濃淡が綺麗なシャンブレー・シフォンジョーゼット

2色の濃淡が綺麗なシャンブレー・シフォンジョーゼット

1反=23mの生地の例

ポリエステル二越縮緬(チリメン)

ポリエステル二越縮緬(チリメン)

生地屋の反売は、メータ単価x実長(実際の長さ)での販売価格になります。

一般に化繊(化学繊維)等は一反がだいたい定長の販売になっていますが、天然繊維系ではそうでないようです。

この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。

ツイルとは? (twill) 綾織とは(アヤオリ) 斜文織とは(シャモン)


織物組織(又は 織組織)の名前で、綾織(あやおり)斜文織(しゃもんおり)とも言います。三原織組織の1つで、通常織物の糸密度を上げて 肉厚の丈夫な生地を作るために用います。

斜めに細かい筋が見え、スーツやパンツ(ズボン)用など 生地厚が必要な織物に使われます。コットン(綿)やウール(毛)、ポリエステルナイロンなどの合成繊維キュプラベンベルグ)などの再生繊維など 全ての素材(糸の種類)で ツイルは存在しえます。

下記の織組織図に 代表的なツイル織組織を 挙げておきます。これ以外にも いろいろなツイルやその変化織組織があります。

ツイルの織組織図
2/1ツイル(綾織)

2/1ツイル(綾織)

2/2ツイル(綾織)

2/2ツイル(綾織)

黒い部分が 経糸(タテイト)が上(浮き)になっている部分、白い部分が下になっている部分です。詳しくは織物組織を参照してください。

大変申しわけございませんが、弊生地屋では ツイルの取扱いはございません。

この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。