織物組織(又は 織組織)の名前で、朱子織(シュスオリ)や繻子織(シュスオリ)とも言います。三原織組織の1つで 通常経糸(タテイト)が多く表に出ていて、美しい光沢が出やすいです。(わたしは見たことがありませんが、緯糸(ヨコイト)が表に多く出ていて 光沢のあるものも あるらしいです)
その一方で 平織りなどに比べて比較的摩擦には弱いです。(ポリエステルのサテンは シルク(絹)などのサテンに比べれば はるかに摩擦等には強いです。同じポリエステル製の平織りや綾織に比べて弱いと言うだけです。ですのでポリエステル・サテンは 実際コート等の重衣料の裏地などに使われてます)
コットン(綿)やウール(毛)、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維、キュプラ(ベンベルグ)などの再生繊維など 全ての素材(糸の種類)で サテンは存在しえます。
下記の織組織図に 代表的なサテン織組織を 挙げておきます。これ以外にも いろいろなサテンやその変化織組織があります。
サテンの織組織図
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黒い部分が 経糸(タテイト)が上(浮き)になっている部分、白い部分が下になっている部分です。詳しくは織物組織を参照してください。
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当店の代表的なサテン織物には下記があります。(クリックで 参照できます) ドレスなどの衣装だけでなく、高級服の裏地としても 沢山使われています。
(参考:下記は間違いです。
- 光沢のある織物を一般を サテンと呼ぶ。(光沢のあるタフタ(タフタは 一般にサテンなどと比べると 値段は大幅に安い)などを サテンと呼ぶのは間違いです。光沢のほとんどないサテンもあります)
- シルクや合繊の光る織物を サテンと呼ぶ。(綿(コットン)やウールのサテンもあります。サテンは素材の名前では ありません)
この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。