石油などの原料(テレフタル酸等)から人工的に合成される繊維。ポリエステル ナイロン アクリル ビニロン等がある。リサイクルできれば 天然繊維よりははるかに地球に優しい繊維(異論もあると思います)となります。
また 一般的にドライクリーニング(環境に優しくない)しなくても家庭で水洗濯でき 強度もあり長持ちする。寸法安定性にも優れています。
反面 一般的に静電気がおきやすく 熱には弱いです。
よく誤解されますが レーヨンやキュプラ(ベンベルグ) アセテート等は 合成繊維ではないです。レーヨンやキュプラは再生繊維と呼ばれ、アセテートは半合成繊維と呼ばれます。
パルプ(木材のくず)や綿花のくずなど 天然に存在するもののセルロース(綿 コットンの主成分)を原料として溶かし 糸に再生します。それで再生繊維と呼ばれします。
半合成繊維は、セルロースやタンパク質のような天然の原料に 化学薬品を反応させて作った繊維です。
合成繊維と再生繊維、半合成繊維は 一般的性質は全然違うので 注意が必要です。再生繊維は一般的に 静電気がおきにくく 熱には強いです。
合繊(合成繊維)と再生繊維、半合成繊維を合わせて化繊(化学繊維)と呼ぶ場合と 再生繊維だけを化繊と呼ぶ両方の場合があります。
この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。