緞子とは、ドンスと読み 糸で精練・染色した先染め糸を使って、ジャガードで朱子(五枚朱子や八枚朱子等)の表組織と裏組織で 地模様も出したものです。
(綸子(リンズ)は 同じように作りますが、後染め(織り上げてから染める)です。綸子は色的には一色ですが、光沢差で模様が見えます。綸子には 薄地もあります)
厚地で高級感があり 金襴と並んで 高級織物の代名詞です。礼装用の帯地や 表装具 寺院の調度品などに 使われます。
この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。
綸子とは、リンズと読み 経緯(タテヨコ) 無撚糸の糸を使い、ジャガードで朱子(五枚朱子や八枚朱子等)の表組織と裏組織で 模様を出したものです。通常は 地組織を朱子(光沢あり) 模様は朱子の裏組織(光沢なし)で あらわします。
生糸(キイト)を用いて、織り上げ後に 精練して白に仕上げます。(必要なら その後染めます) 糸で精練・染色してから、綸子と同じような 織り方をした先染織物が 緞子(ドンス)です。
(綸子は 色的には無地ですが、緞子は カラフルで 金糸や銀糸が入って 豪華なものも多いです)
綸子は 経緯(タテヨコ)とも 同じ色の糸を使うので、一見無地に見えますが 光線の反射で 模様が浮いて見えます。主に和装に使われ、薄地のものは 夜具地 座布団地などに 使われます。厚地のものは 帯地などに 使われます。
朱子のものは本綸子と言われ、四枚変化綾組織による 平綸子なども あります。
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皺加工とは(シワ加工)、皺を布生地の表面効果として 布生地に皺をつける加工の事です。
ポリエステルの織物の場合は、その熱可塑性(熱をかけると 柔らかくなる性質)を利用して 通常は生機の状態で 皺をつけ(袋などに詰め込んで 熱をかける等)、染めます。こうすると アイロンをかけても 洗濯をしても、皺は ほとんど取れません。
下記が 皺加工をした織物の例です。下線のリンク・クリックで 詳細がご覧になれます。(商品ページですが)
シャンブレー・シワヘリンボン:MM1333 |
30Dシワ・シフォン:MM1757B |
75Dシワ・シフォン:MS7102 |
100Dシワ・シフォン:MS7112 |
シワ・メッシュ:MS5000 |
(染めた後に 皺加工した布生地もありますが、これは アイロンで取れてしまう事が 多いです)
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ヘリンボーン(杉綾)とは、「ニシンの骨」の意味で 織り目(織組織)が そのように見える事から この名前があります。ヘリンボーン・ストライプとも 言います。サテンのように 織組織の名前です。
杉綾のようにも 見えるので、日本語では「杉綾」とも 呼びます。「ヘリンボン」とも言いますが、英語の発音からすると 「ヘリンボーン」の方が 正しいようです。
下記がその織物の例で リンクをクリックしますと 詳細がご覧になれます。(商品ページへ飛びます。この布生地は シワ加工してあります)
( herring = 鯨 と説明したサイトも ありましたが、herringを辞書で 引いても そのような意味は ありませんでした。ニシンの骨には 見えても、鯨の骨には 見えませんよね)
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エラスタンとは、ポリウレタン(スパンデックス)の事です。ヨーロッパ等で 使われる呼び方です。有名なライクラは ポリウレタン(エラスタン)のデュポン(株)や東レ・デュポン(株)の商標です。
(ですので デュポンや東レ・デュポン以外の ポリウレタンを、ライクラと呼ぶことは 商標権の侵害にあたります。テトロンも同様で 東レ(株)とテイジン(株)(旧帝人)以外のポリエステルを テトロンと呼ぶことはできません)
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レースとは、一般に隙間が多く それで模様を表した布生地の事です。(模様のない 亀甲目の網地のプレーン・ネットもレースと 呼ばれます)
種類は非常に多く、下記のようなもの等が あります。
上記のレースの写真が ルシアンさんのサイトにあります。
レースの種類
レースの歴史も ルシアンさんのサイトが詳しいです。
レースの歴史
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