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七色?虹色に光沢を帯びる布地を探しています。玉虫色で宜しいでしょうか?


Q. はじめての注文で、布地の名称がわかりません。ブルー系の薄目のジョーゼットで 七色?虹色に光沢を帯びる布地を探しています。玉虫色で宜しいでしょうか?

A.七色になる生地は プリントです。大変申しわけございませんが、弊店では 取扱いがございません。(無地生地のみの 取扱いです)

「グラディエーション 布 通販」

等 キーワードの組み合わせで 検索されると、いくつか出てくると思います。老婆心からですが、一部の商品は 布質は良くないと 聞いております。(伝線しやすく ミシンで縫うと グチャグチャになりやすい。布生地が高価になるのを避ける為に 安いジョーゼット等を使用していると 思われます)

布生地で玉虫と 言いますと、多くの場合 2色の濃淡に見える生地の事を指します。弊店では 下記がそれに当たります。

シャンブレーとは(玉虫とは)

この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。

注染とは(チュウセン) 板締め防染とは(イタジメボウセン)


注染とは、型紙を用いて防染糊(のり)をつけた布を重ね、染料を注いで下から吸い取って染める技法です。染める部分に土手を作り、その土手の内側に染料を注いで布を染めます。そのため 次の様な利点があります。

  • 一度に多色を使って染めることができる
  • 染料は布の下側に抜けるため、布の芯まで染まり、裏表なく柄が鮮やかで色褪せしにくいことが特徴

防染(ボウセン)方法の一つです。主に、手ぬぐいや浴衣などを染めるのに使われます。「注いで染める」ので、注染と言われるようです。

JIKAN STYLEさんの 下記の動画がわかりやすいです。

板締め防染とは、注染の一種で 凹凸が合うように模様を彫った2枚の板の間に 織物を挟みこみ、強く締め付けて 染料を注ぎ込みます。凸の部分には 染料が入らず、凹の部分だけ染まります。下記のページがわかりやすいです。

板締め絞り

この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。

移行昇華とは


移行昇華とは、布生地にコーティングされたポリウレタンやゴム引きのゴムに 色が昇華して移ってしまう現象です。ポリエステル繊維を染めるのに使う分散染料は この現象が起こりやすいです。

(昇華とは、固体から気体へ 気体から固体へと言うように、液体の状態を経ずに 変わる事をいいます。この場合は 布生地から昇華した染料成分が、ポリウレタンやゴムの中で 昇華して固体へ変わり、色が見えます)

移行昇華が起こると、プリントの柄が ポリウレタン・コーティングに移って プリント柄が2重に見えたりします。染生地とポリウレタンやゴム素材に縫い合わせ等で 密着している部分で 起こる事もあります。

いろいろな移行昇華防止の加工方法が 行われてます。また カチオン可染のポリエステルを用いて カチオン染料のみで染めると この現象は起こりません。
(カチオン可染布生地を使っていても 色によって分散染料で染めている場合もありますので 注意が必要です)

移行昇華を完全に防ぐには 酸性染料で染まるナイロン等を用いれば良いです。コーティングやラミネート布生地で 防寒着やスポーツ用素材 バック用素材等に ナイロンが使われる理由の一つになってます。

この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。

転写捺染とは(テンシャナセン transfer style print) 転写 転写プリント


転写捺染とは、単に転写とか転写プリントとも言い 子供の遊びに使われる「写し絵」と同じ手法です。あらかじめ 図柄を紙に印刷しておき、布生地に重ねて圧力と熱を加えて 図柄を転写させる方法です。

多品種少量生産に向いているので 近年日本で盛んに行われるようになりました。インターネットでも オリジナル柄で衣装等のオーダーを受けるお店も増えてきているようです。
(インクジェット・プリンターで 図柄を印刷して使用)
よさこい屋オーダー

優れた点としては下記があります。

  • 多色で自由な柄が作れる(工業生産のプリントは色数等の制限項目が多い)
  • 水等を使わずに 廃水も発生発生しないので 環境に優しい
  • 簡単な小規模な設備で 捺染(ナセン プリント)可能
  • 少量でも比較的低コストで生産できる

短所としては下記があります。

  • 中量以上では コスト高になる
  • 深みのある濃い色は出にくい(表層だけで捺染するため)

主流は ポリエステル繊維の昇華転写捺染(乾式転写捺染)と呼ばれる方法で、ポリエステルを染める分散染料が移行昇華しやすい欠点を 逆手に取った捺染方法です。
(昇華とは 固体から液体を経ずに いきなり気体に変化する現象です。反対に気体から いきなり固体になる場合も昇華と言います)

親水性の天然繊維では 熱を乾式ではなく蒸気を用いた湿式転写捺染をします。

この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。

手捺染とは(テナセン) ハンド ハンドプリント(hand screen printing) ハンドスクリーン(hand screen printing)


手捺染とは、ハンドとかハンド・プリントとも言い(スクリーンを用いたものは ハンド・スクリーンとも言う)、型紙 スクリーン ブロックなどに模様を彫刻し、手工芸的に布生地に捺染する方法の事です。

大きく分けて下記の4種類があります。

  • 型紙捺染(カタガミナセン):美濃紙(ミノガミ)に生渋(ナマシブ)を張り重ね、漆(ウルシ)などを塗布します。これに模様を彫刻して布生地の上に載せて捺染します。
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  • スクリーン捺染:木製または金属製の枠に 篩絹(フルイギヌ 現在は絹製ではないと思います)を張った枠型を使います。篩絹の網目の模様以外の部分を膠(ニカワ)やラックなどでふさぎ捺染します。
    (シルク・スクリーンと同様の方法)
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  • 摺り捺染(スリナセン):刷毛(ハケ)を使って 型紙の上から染料をすり込みます。ぼかしを出すときに使います。
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  • 絞り染め(シボリゾメ):防染剤(ボウセンザイ)を施した糸で、下絵に従って固く絞り これを染めます。そうすると 絞られたところが染まらず模様になります。

少量生産の場合は 機械捺染よりスクリーン捺染のような手捺染の方が コストが安くなります。多くのハンド・プリント工場は112cm巾(シングル巾)の設備しか持っていない所が多く ダブル巾P下生地が一般的でない理由の一つです。

この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。

捺染とは(ナッセン ナセン printing) プリント


捺染とは、プリントの事です。一般的な工程(直接捺染法)は 下記のようです。

  • 染料や助剤をのりと練り合わせて 捺染のりを作る
  • それをスクリーンやローラーなどの プリント機械(捺染機)を使い、布生地にプリント(印捺)する
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  • 水蒸気で加熱(スチーミング)し 染料をよく布生地に浸染させ定着させる(発色させるとも言う)
  • 洗浄液で洗浄(ソーピング)し 付着染料などを除去
  • 水洗した後 乾燥して巾を整え製品とする

ですが、柄によっていろいろなやり方があります。
(捺染の反対は 浸染で無地染めの事(浸けて染めるので)です)

  • 抜染法(バッセン):その部分だけ染まらないようにのりをつけ 下染めした後、そののりを取り除いて その部分だけプリントする
    (抜染には 白色抜染着色抜染がある。
    下染めは、濃色は通常の染め(浸染)、薄い色はパディングと言って 染料を塗布して浸染させ定着させます。パディングの方がコストが安い)
    .
  • 防染法(ボウセン):色が着かないように のりや蝋などを付けて 全体を染める(その部分だけ白く残る)

水玉(プリント業界では定番なので「無地」と言われるそうです)やストライプなど 単純な柄は、高速生産が可能でコストの安いローラー捺染をします。複雑な柄は スクリーン捺染(スクリーン印刷とほぼ同様の方法)をします。

スクリーン捺染は 機械でやる場合と手で操作する場合(手捺染 ハンド・プリント)があります。大量にやる場合は機械でやりますが、少量の場合は手捺染でやります。
(少量の場合は 手捺染の方がコスト安くなります)

(多くのプリント工場は112cm巾の機械しか持っていない所が多く 140cm巾以上の広巾(W巾)をプリントできる工場は少ないです。

柄がずれないように 布生地はプリント台に貼り付けます。この時に プリント下(P下 何もついていない)でなく、オフ(Off 染色してなく帯電防止剤付き)を使うと プリント台に張り付きにくいので トラブルの原因になります)
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最近は セーレン(株)のビスコテックスに代表される プリンターのインクジェット方式を応用したプリントも沢山やられるようになって来ています。従来の捺染に比べての利点は、

  • 数多くの色(ビスコテックスは1677万色)の配色が可能(従来は10色程度 色数が多いほど型が必要で、コスト・アップになる)
  • ビルの壁面につるすような巨大な柄も可能
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  • 1mや着分(2~5m程度)の生産も可能(ただし1m当たりのコストは非常に高くなります)
  • 微細な模様も出せる

反面 欠点としては、

  • 深い色が出ない
  • 大量に発注しても 一枚当たりの印刷時間は長いために コストが下がらない

プリントの柄は 意匠権がついている事が多く、あのブランドのプリントが カッコ良かったからと 勝手に真似をして生産できません。また 既存の洋服の柄を持ってこられても 同様のプリント柄の布生地が 売られている事はまずありません。(完全受注生産)

(生地屋さんで売られているプリント生地は 水玉や花柄などの差しさわりのない柄ばかりです。キティちゃんなどのキャラクラー柄も 通常は売られてません)

この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。

枡見本とは(マスミホン)


枡見本とは、先染め織物やプリント布生地において 配色を変えた見本布生地の事です。通常 量産する前に 枡見本を作製して、発注者に了解をもらって本生産に入ります。数種から数十種類の配色見本を作ります。

先染め織物では、経方向(タテホウコウ)と 緯方向(ヨコホウコウ)に 数配色ずつの色の組み合わせを取ります。出来上がった織物は、枡状に配色見本ができるので この名前があります。

プリント布生地の場合は、1つの柄で 配色をいろいろ変えた見本を作ります。手捺染(テナッセン テナセン、ハンド・プリントの事)の場合は やはり枡状に配色見本ができます。
(ローラー捺染の場合は ストライプ状になります)

この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。

抜染とは(バッセン) 白色抜染(ハクショク) 着色抜染(チャクショク)


抜染とは P下(プリント下生地)に 専用の糊をつけて 無地染めした後(糊がついた部分は染まらない)、その糊を溶かしてしまう染め方法です。

この糊に何も入れないのが 白色抜染(白の水玉模様などは この方法です)、糊に色を配合してつけるのが着色抜染と言います。着色抜染では 糊が溶けるときに同時にその部分が染まります。

この記事は サテン生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。

布生地とは一期一会 洋服も一期一会


よくお問合せがあるのですが、

  • 気に入っているので、この布生地と同じものを 捜して欲しい。
  • 10年来着ている お気に入りの洋服があるので、これと同じ布生地を捜して欲しい。

お気持ちは 良くわかりますし、長く着られたお洋服は 本当に幸せ者だと思います。

ですが、布生地は 特に婦人服は、その洋服のだけために 受注生産されたものが
大変多く、同じものが見つかる可能性は ほとんどないと言っていいと思います。
少し似たものでさえ 見つけることが大変困難です。

特にジャガードなどの織柄 プリントなどの図柄は、見つけた時が一期一会です。
もう二度と 会うことはないと思います。特に気に入ったものは 見つけた時に入手される
事を強くお奨めいたします。

洋服も同じでして、アパレル・メーカーさんは シーズン毎(年間6~8回程度?)に 素材
やデザインを変えます。洋服小売店さんも よほど大きなお店でない限り 各サイズごとに
1つのデザインしか置いてません。

ですので、一着目を買われて 非常に気に入られ長く着るおつもりでしたら すぐに
2着目を
取り寄せてもらう事をお奨めいたします。シーズンが終われば アパレル・
メーカーさんは 処分売りするか、高級なブランドでは 大変もったいないですが、
廃棄処分してしまいます。
(遅いと 取り寄せても完売でもうない場合もあります。人気商品ほど そうです)

この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。

プリント(柄物)の布生地は売ってないの? チェック(格子)、ストライプ(タテ縞)は ジャガードは


大変申しわけございませんが、弊生地屋では プリントやチェック ストライプ ジャガードなどの 柄物は 一切取り扱いがございません

どうしてかと 言いますと、

  1. 柄物は 布生地の質よりも、柄の良し悪しで決まる確率が高いです。生地屋は 元々織物製造会社だったので 布生地の質の良さで勝負したいと思ってます。
    (プリント代等 コストが高くつくので、一般的に無地生地に比べて 柄物の布生地は質が低い物が多い)
  2. 柄物は 柄だけでなく 色の組合せも関係してしてくるので 種類がとっても膨大になってしまい、柄に対して素人の生地屋がやると、在庫過多になる可能性がとても高いです。
    (在庫過多になると 当然利益確保のために 値段が高くなってしまいます。柄物の布生地は 驚くほど高い事が多いです)

等々の 理由で生地屋では 取り扱いいたしませんので、良くお問合せがあるのですが ご了解くださいませ。

下記のお店等で 取り扱っておられるようですので、そちらへお問合せいただけませんでしょうか?
http://www.biwacity.com/miyake/
http://www.rakuten.co.jp/kijihinode/

この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。