モスリンとは 日本ではウール(毛)などの単糸で平織した薄地の織物の事を指します。略してモスとか、別名メリンス 唐縮緬(トウチリメン)とも呼ばれるようです。漢字の当て字は「毛斯綸」のようです。
アクリルで作られると アクリル・モス(アクリル・モスリン)、ウール(毛)で作られると 本モスリン、コットン(綿)で作られると 綿モスリンと区別する場合もありますが、日本では アクリルとウール以外 あまり見かけないようです。
シルク・シフォンは 別名シルク(絹)モスリンとされる事もあるようです。薄地の生地をモスリンと言うのですね。
(天然繊維は 太さのバラツキがあり、かつ単糸では弱いところが切れやすい為に 2本合わせて双糸にする場合も多いです。厚めの布生地で表面の綺麗なコットン・シャツ生地などは 双糸で織られている場合が多いです)
モスリンの名前は、メソポタミアのチグリス河西岸の都市モスールで 綿モスリンが最初に作られた事に由来してます。綿モスリンは日本では ほとんど輸入もされませんでしたし、作られもしなかったようです。
この記事は サテン生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。
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