バリスティック ナイロンとは、デュポンが軍用に開発した 通常のナイロンの5倍の強度を持つと言われている繊維です。耐摩耗性にも優れていて カバンやシステム手帳 時計のバンド等に広く使われています。
この繊維自体が 弾丸を防ぐように誤解されているようですが、初期の頃は 鋼やチタン セラミック ポリエチレンなどの組み合わせた板(多少はバリスティック・ナイロンの力もあるでしょうが、実際には これらが弾丸を防ぎます)を、バリスティック・ナイロン素材で包んでいたようです。ですので、かなり分厚く硬く重かったようです。
(サイトによっては ”Vallistic Nylon”と 記載されていますが、Vallisticは英和辞典を引いても 単語がなく間違いだと 思われます(まあ 仏語等の他の言語かもしれませんが・・・)。Ballisticは「弾道(学)の」の意味が 出てきます)
現在は デュポンのアラミド繊維 ケブラー(Kevlar)を用いた防弾チョッキ(八重織と言われてます)が開発され、薄くて柔らかく軽い防弾チョッキができてます。スーツの下にも違和感なく(多少はあるでしょうが)着用できるので、これで命が助かった ボディガードやシークレット・サービスの方達が 沢山いらっしゃるようです。
大変申しわけございませんが、弊生地屋での取り扱いは ございません。
この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。