絹(シルク)糸は 中心部のフィブロイン(約70~80%)と 外側のにかわ(膠)質のセリシン(約20~30%)から成り立ってます。
表面のセリシンを 溶かすことを精練(練り)といい、これで絹鳴りのする 上品な光沢の絹織物になります。通常の絹織物は ほとんどフィブロインの成分のみで作られてます。精練しないで 作った織物の例に オーガンジー(セリシンは 一部は取れている)があります。
精練工程に携わっていた 作業員の手が綺麗になったことから、セリシンを用いた化粧品も セーレンなどから 販売されるようになりました。
セリシンやフィブロインの 物質的な説明の詳細は 下記を参照してください。
セリシンとは? フィブロインとは?
この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。
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