コインランドリーの洗濯機を大きくしたような機械で、その中で布生地をグルグル回してモミ効果を与え、ジョーゼットやデシン等のシボを高く上品にすることの出来る加工機です。
北陸でも量産規模でもっている染工場は少なく(私が知っているだけで3社程度) 中国でもほとんど導入されていません(ワッシャー加工しかできないので 投資効率が悪い)。人手がかかり、高温の生地を取り扱うために 大変危険で生産性も悪いです。
また 単にこの機械を導入しても、機械の条件設定等 技術やノウハウもいるため簡単に同じものを作るのが むずかしいと言われています。
他社がこの機械を廃棄していっても、シボを重視する染工場さんだけが温存している。当社の生地はほとんどの種類がこの加工機で加工されているので、シボが高く上品な織物に仕上がっています。
ポリエステル等は この加工をしても シワ等はとれますが、ナイロン等は取れないので、この加工をしたナイロン布生地は 洗濯をして天日干しをしたような細かい薄いシワが残ってます。自然な感じがするので このような布生地を好むデザイナーさんも いらっしゃいます。
この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。
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