匁とは(モンメ)、東南アジアで古くから使われている重さの単位(尺貫法)で 日本では
1匁 = 3.75g
となります(東南アジア各国で 匁の換算量は違うようです)。現在では 真珠の質量の計量のみに 使用が許可されてますが(それ以外は法律で禁止。罰則もあるようです)、布生地のシルク(絹)や タオル等では、今でも使われております。(黙認のようです。例えは良くないですが、車の速度制限みたいなものですね)
シルクでは93cm四角の布生地の重さを 表わし、
28匁のシルク・サテン
と言うと 93cm四角(93cm x 93cm)当たり約105g(3.75gx28)の重さの シルク・サテンを指します。匁の数字が 大きいほど目の詰まった 高級生地になります。
タオルでは 1ダース(12枚)当たりの重さで 表わし、
200匁のタオル
と言うと 12枚当たり750g(3.75gx200 一枚当たり62.5g)の重さのタオルとなります。重いほど 吸水量の多い高級タオルと されます。
(中国でも 秦の始皇帝が 度量衡を統一するまで、同じ単位の名称で 地方によって違う重さや長さになってました。日本では、戦国時代を経て 天下を統一した豊臣秀吉が 統一したと言われてます。
中国は 秦の始皇帝が統一しなければ、漢民族と言う世界人口の1/5も占める 単一民族(と言われている)は できなかったと思います。中国では 北と南では、体格や背の高さが全然違います。同じ民族とは とても思えません。方言も全然違い、東北弁どころか 沖縄弁ほど顕著に違うので、同じ漢民族同士でも 通訳が必要なほどです)
この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。
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先代の時代から名入れタオルのお誂えを受けておりまして、よく匁を使います。
前野 有里 さま
書き込み どうもありがとうございます。そうなんですか、タオル業界では まだまだ使われているようですね。絹(シルク)(有里さんは 呉服のインターネット店をやってらっしゃいますね)の業界も そうみたいです。