ソウコウとは(綜絖)、英語でヘルド(heald)と言い 織物を織機で織るときに 経糸をつっておくものです。(下記写真の赤丸部分。この写真は アウベルクラフトさんより拝借してます)
(アウベルクラフトさんは 上記手織り織機を14万円くらいで販売されてます)
大昔は 上記写真のように紐でできていましたが、鋼の針金→板状のヘルド(大別して2種類あり、板厚の薄いものと 厚いもの。厚いものは金属板を打ち抜いて作ります)と 進化してきてきました。
筬(オサ)に次いで 機屋(ハタヤ 織物製造業者 織布業者)の大切な道具です。織機の高速回転化に伴って 非常に速く消耗するようになりました。傷ができたり 曲がっていたりすると、経糸が切れたり 経筋(タテスジ)などの生地の欠点になります。
ジャガード織機では ソウコウは現在でも紐製で 福徳液などの強化液で強化して使います。ソウコウ自体をつっている外側の枠は ソウコウ枠(綜絖枠)と言います。
この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。
お気に入りに追加する