タイシルクとは(Thailand silk) ジム・トンプソンとは


タイシルクとは、タイの国で作られる絹織物の事です。経糸(タテイト)に極細の絹糸、緯糸(ヨコイト)に甘撚(アマヨリ)の糸(ツムギイト)を用いて、平織にしたものがメインです。

緯糸の節(フシ)と、明るいトルコ・ブルーや黄褐色、金・銀糸使いによる東洋的な色彩に特徴があります。ドレスなどに使われます。

米国人だったジム・トンプソン(James Harrison Wilson Thompson  Jamesの愛称がジム)氏が、第二次世界大戦後 オリエンタル・ホテル(現在のマンダリン・オリエンタル・バンコク)経営で成功しました。その後、機械生産による絹織物に押されて衰退していたタイ・シルクを 私財をなげうって 売込みと復興に没頭した結果、アメリカのファッション業界を中心に注目を浴びるようになりました。

ハリウッド映画の「王様と私」の衣装に使われ 欧米で人気が上がり、ジム・トンプソン氏は タイ・シルクを復興させた男として 世界中で有名になりました。ですが、1967年に休暇で訪れていたマレーシアで 謎の失踪をした後行方がわからなくなりました。

当時マレーシア軍までも動員されて 大規模な捜索が行われたにもかかわらず 本人は発見されず、今に至るも謎は 解明されていません。(失踪当時 既に超有名人でした)

特にジム・トンプソン氏の名前を冠した、「ジム・トンプソン・ブランド」は 高い品質と優れたデザインにより、タイ・シルクの最高級ブランドとして 世界中で有名でその人気を誇ります。
(余談ですが、私はジム・トンプソン・ブランドのネクタイを持ってます(笑)

この記事は 生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。

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