カットソー カット・アンド・ソーン (cut & sewn)


カットソーとは カット・アンド・ソーンを短く言ったもので、ニット(編物)生地を 裁断(cut)して縫製(sewn ソーンと発音します)したものです。

ニットには一着分ずつ編み上げる成形編フル・ファッショニングがあるので これと区別する為に用いられます。織物には 用いられません。

つまり 通常の布生地のように、決まった巾の生地に編み上げ 染加工したものを、パターン・カットして 通常の洋服を作る事です。

通常 編物(ニット)の衣料製品の作り方には、

  1. 成形編:最終的な形まで 成形しながら編み上げる。
  2. 身頃や袖などのパーツごとに編み上げ それをつなぎ合わせる。
  3. 成形せずに編み上げた平面の布生地を パターンカットし縫製する。

があり、今までは 網目の粗いセーターやカーディガンなどは 2.の作り方、Tシャツ等の細かい網目のものは 3.の作り方で量産されてきました。

しかし 近年は1.の方法で 全自動で編み上げる機械式緯編機(ヨコアミキ ホールガーメント等)が 普及してきて、複雑な形状でも つなぎ目がなくフィット感の高い ほとんど布生地のロスのない衣料製品が出てきてます。

この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。

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カットソー カット・アンド・ソーン (cut & sewn)」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 成形編 (セイケイアミ)、フル・ファッショニング (full fashioning) | 布生地Q&A

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