解し織りとは、経糸捺染(タテイトナセン)とも言い、絣(カスリ 経絣(タテカスリ))の一種です。経糸の模様が 細かくかすれて上品な感じになります。次のようにして 作ります。
- 経糸に捺染するために、ごく粗い間隔で 緯糸を織り込みます(経糸がバラバラにならない程度に。仮織(カリオリ)とも言います)。
- これに 模様を捺染(プリント)します。
- 再び織機にかけ、仮織した緯糸を抜きながら 正規の緯糸を正規の密度で、打ち込んで織り上げます。
3.のように 再び織るので、再織りとも 言います。写真付きの 工程が下記にあります。
ほぐし織りの工程
有名な銘仙(メイセン)に この方法が良く使われてます。下記写真は 「足利銘仙プロジェクト」より 拝借しています。
この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。