防炎加工はできるの? (難燃加工)


ここで言う防炎加工とは、火がついても 素早く燃え広がらない(難燃加工も同様)と言う意味です。ですので この加工をしても 燃えないのでなく、燃えあがるまでに時間がかかり その間に消火するか 逃げ出すまでの時間を稼ぐための加工です。

(耐熱繊維のノーメックスケブラー等の繊維も、火事になれば 燃えてしまいます。昔の石綿(アスベスト)で作られた消防服でも 炭化してしまいます。火事のような高温になれば 耐えられる繊維などないです。勿論 通常の繊維よりも はるかに火に強いですが)

生地屋でも 防炎加工(難燃加工)は可能ですが、次のような条件があります。

1) 弊店の生地のみ(万一の場合は 法的責任がからんできますので、ご容赦くださいませ)  反単位(約46~50m程度)の加工で有償です。

2) 防炎シールは ¥3,150/枚での 販売です。(弊店が加工したものだけに発行可能です。防炎シール単独での販売は 違法になります)

3) 下記料金が生地代とは別に加算されます。納期 ご決定後1週間程度。

加算加工賃
備  考
1反のみ
+ ¥15,750/反 (注1
規格長さよりも短くても この料金
2反以上
+ @263/m (注2
色違いOK、仕上がり長によって総額が変動

 

4) 薄い生地は 難燃樹脂が雲のようにムラ状に見えます。下記生地はムラ状に見える事をご了解ください、それ以外の生地は加工OKです。(薄暗い舞台等で使用する場合は あまり目立たないかも知れません。今まで クレームは一件もございません。
MR2040(CR2040)は 防炎樹脂がのりにくいので お奨めできません)

生 地 品 番
薄い生地なのでムラ状に見える
加工バッチによっては ムラ状に見える事もある

 

5) オリジナル色で別注染加工し 防炎加工も可能ですが、両方の料金が加算された金額(別注染加工賃+防炎加工賃)となります。詳しくは お問い合わせください。

 

下記いずれの場合も 一反の長さは多少変動(規格長46mとは限らない)します。メートル
単価は不変ですが、長さによって総額は 多少変動します。

(注1 例えばMS7104の一反の場合 下記のようになります。

@469 x 46m乱 + 15,750 = ¥37、324-

(注2 例えばMS7104の二反の場合 下記のようになります。

(@469 + 263) x 46m乱 x 2反 = ¥67,344-

この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。

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防炎加工はできるの? (難燃加工)」への1件のフィードバック

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