糸目の揃え方


布生地を裁断する時に、織物の場合は 経(タテ)と緯(ヨコ)の糸目を 揃えてないと、洗濯などをした後に 洋服などがゆがんでしまう場合があります。

織物は下の図のように 経糸と緯糸が絡み合わされて 作られてます。

織物の糸の絡み方

織物の糸の絡み方

糸目の揃え方(経糸と緯糸をきちっと直角にして、経糸は原則洋服の縦方向になるようにする)は 簡単で、

  1. 布生地の端をちょっと切って タテとヨコに裂きます。
  2. 裂いたタテとヨコの2面を 直角に板などに固定して、ヨコ タテの順番ではらいます

こうすると きちっと タテヨコに糸目が揃います。後は 型紙を乗せて、布生地がずれないように 裁断して行くと タテヨコの糸目の揃ったパーツを切ることができます。

あと 布生地の耳端に近い部分は、織布や染加工時に いろいろな無理がかかっているので、使わないか 重要でないパーツに使われたらいいと 思います。

製造工程で 経方向に力がかかっているので、洋服の縦方向に 織物の経(タテ)方向を もってきた方が 無難です。(経緯にあまり性質差のない織物の場合は、コストなどの関係(取り効率が良くなる場合)で あえて緯取りをする場合もあります)

この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。

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