布生地の厚さの表現


通販の生地屋さん等で 良く見かけるのは、

  1. 厚さを測って書いてある(例:0.3mm等)
  2. 単位面積当たりの重さ(例:125g/㎡、14オンス、16匁等)
  3. 用途を明記(例:薄地-ブラウス・シャツ用 中肉-ドレス・スーツ等 厚地-ジャケット・オーバー等)

でも どのような書き方でも、一般消費者の方は しっくりこないと思います。わたしでも 厚さ0.3mmなんて 書かれても、思っている用途に合うのか 見当がつかないです。(同じ種類の布生地で 知っているものとの比較にはいいでしょうが)

結論から書きますと、実サンプルを取り寄せて 【 ご自身で判断いただく 】のが一番です。
(小さなサンプルと 2~3mの大きな布生地では 色同様 印象が多少変わりますが、色ほどの印象の違いは 厚さの場合少ないと思います)

生地屋でも 頭を悩ませております。よく「普通の厚さの布生地」とか 言われましても、普通の尺度は それぞれ違うと思うのです。

また 同じ厚さでも 膨らみ感のあるエアリーな布生地と、コート素材のような中身がしっかり詰まった布生地では、厚さの感じが当然変わってきます。

単位面積当たりの重さでも 膨らみのある布生地は軽く感じますし、中身がしっかり詰まっていると重く感じます。

透け感も 下記の写真のように、白や淡色は かなり布生地が厚くても 透けますし、濃色は透けません(写真は 同じ布生地です。写真クリックでこの布生地の詳細へ飛べます)。

2重織ジョーゼット 淡色は透ける

2重織ジョーゼット 淡色は透ける

2重織ジョーゼット 中色(淡色と濃色の間)は透けにくい

2重織ジョーゼット 中色(淡色と濃色の間)は透けにくい

2重織ジョーゼット 濃色は透けない

2重織ジョーゼット 濃色は透けない

厳密には、同じような布生地で 同じ厚さでも コシが強いと厚く感じられます。下記がその例で ほぼ同じ目付けと糸密度 全く同じ糸の太さでも コシのあるシャンブレー・サテンの方がほんの少し厚く感じられます。
(わたし自身も お客様からご指摘されるまで 同じだと思ってました。ご指摘されて 改めて触ってみると、本当にシャンブレー・サテンの方が ほんの少しですが厚く感じます)

コシが弱いので ほんの少し薄く感じるサテン・クレープ

コシが弱いので ほんの少し薄く感じるサテン・クレープ

コシが強いので ほんの少し厚く感じるシャンブレー・サテン

コシが強いので ほんの少し厚く感じるシャンブレー・サテン

この記事は 布生地通販の生地屋店長の三浦宗之が書いています。

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